地球温暖化対策でありSDGsの目標達成にも繋がる「カーボンニュートラル」ですが、
具体的な取り組みまで十分に周知されているとは言い切れません。
そもそもカーボンニュートラルとは何なのか、カーボンニュートラルを実現するには
何をすれば良いのかなどを分かりやすく紹介します。
カーボンニュートラルは温室効果ガス排出ゼロを目指す取り組み
カーボンニュートラルとは、簡単言うと二酸化炭素など温室効果ガスの排出量を
ゼロにするための取り組みのことです。
産業革命以降、石炭や石油といった化石燃料を使って作り出したエネルギーが
企業の経済活動や人々の生活を支えてきました。
しかし化石燃料を使ってエネルギーを作る過程で大量の二酸化炭素を含む
温室効果ガスが排出されます。
また石油を原料とした製品を廃棄する際にも温室効果ガスが大量に発生、
その大量の温室効果ガスが地球温暖化の主要因とされているのです。
実際に産業革命以降世界の平均気温は約1℃上昇しており、
日本の都市部においては約3℃上昇しています。
平均気温の上昇スピードは加速度的に上がっていて、このままでは近い将来
日本でも夏は気温が40℃超えるのが当たり前になると予想されています。
気温が高くなると植物の生育にも影響が出て食糧不足に陥ったり、
水の使用量が増えて水不足が発生する恐れがあるのです。
植物が育たず水も少ない地球には人間も住めなくなるので、住みよい環境のまま
次世代に地球を託すためにカーボンニュートラルが必要というわけです。
排出ゼロではなく実質ゼロ
地球温暖化をこれ以上進めないためのカーボンニュートラルですが、
温室効果ガスの排出を完全にゼロにすることを目指しているわけではありません。
動物が呼吸することで二酸化炭素を排出しているので、完全な温室効果ガス
排出ゼロを目指すと地球に人間を含めた動物が住めなくなってしまいます。
完全な排出ゼロを目指すのではなく、排出と吸収のバランスを均衡させて
温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることがカーボンニュートラルの目標なのです。
温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指すには、
まず現状の温室効果ガスの排出量を大幅に減らさなければなりません。
同時に二酸化炭素を吸収してくれる植物の生育を進めて、
排出と吸収のバランスを均衡させて排出量実質ゼロを目指すのです。
先進国と途上国に温度差
カーボンニュートラルについては先進国と途上国の間の考え方に温度差があります。
先進国は産業革命以降どんどん経済発展。温室効果ガスもたくさん排出してきました。今は排出量を減らす取り組みがおこなわれています。
しかし途上国はこれから経済的に発展していく途上にあるため、
温室効果ガスの排出量を減らす余裕がないのです。
簡単に言うと、これまで好きなだけ温室効果ガスを排出してきた先進国が
温室効果ガスを減らせと言うのは横暴だと途上国は感じているわけです。
排出権取引を行ってはいるものの各国の思惑が複雑に交錯しており、全世界が
同じ方向を向いてカーボンニュートラルを目指しているとは現状では言えません。
カードゲーム「2050カーボンニュートラル」とは
カーボンニュートラルが重要なのは何となく分かりますが、
実際に企業として個人として具体的に何をすれば良いのかまでは分かりにくいです。
カードゲーム「2050カーボンニュートラル」を使えば、
カーボンニュートラルの仕組みから具体的に何をすべきかが遊びながら楽しく学べます。
1~4人が住宅や自動車メーカーなどの企業組織としてチームを形成し、
他の企業組織チームと協力や交渉をしながらカーボンニュートラルを目指します。
合計12チームでおこないますので12〜48名さまでプレイでき、人数が多い場合はカードキットを増やして対応可能です。高校生から大人向けのゲームで2時間〜3時間位で実施できます。企業、学校、自治体、NPOなどさまざまなセクターで実施ができます。
企業として単に温室効果ガスを削減するだけではダメで、
温室効果ガスを削減した上で経済活動を行って利益を上げる必要があります。
さらにゲーム内では個人としてもプライベートで温室効果ガス排出量削減に
取り組んでいきます。
企業組織ごとに
・獲得資金
・温室効果ガス排出量
・個人としての温室効果ガス削減量
といった数値目標が設定されていて、達成するとゴールとなります。
また他の企業組織として協力・交渉した結果、
ゲーム内で全体としてカーボンニュートラルが達成することも目指します。
カーボンニュートラルの重要性や取り組むべき具体策が
2050カーボンニュートラルカードゲームを楽しくプレイすることで理解できるのです。
まとめ
毎年のように夏は最高気温の記録が更新され、春と秋が短くなるなど
四季がある日本では地球温暖化の影響を肌で感じられます。
生物が住める地球環境を守るためには一刻も早く温暖化を止める必要があり、
温暖化を止めるためにはカーボンニュートラルの取り組みが重要なのです。
2050カーボンニュートラルカードゲームを体験すると、
地球温暖化やカーボンニュートラルへの理解が深められます。
カーボンニュートラルを達成するために企業や個人が今後取り組むべき課題も
見えてきますから、ぜひ2050カーボンニュートラルカードゲームを体験してみてください。
2050カーボンニュートラルカードゲーム
スケジュール
チェックイン(アイスブレイク・自己紹介タイム)
カーボンニュートラルとは? 概要説明
2050カーボンニュートラルカードゲームゲーム・ルール説明
2050カーボンニュートラルカードゲーム開始
休憩
振り返りタイム
カーボンニュートラルの本質について
アイデア出し
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企業研修・自治体職員研修・SDGs授業(高校生以上)などでも実施可能です。お当合わせください。
未来創造サポート
https://www.future-creation-support.com/
2050カーボンニュートラルカードゲーム公認ファシリテーター
2030SDGsゲーム公認ファシリテーター
Certified facilitator of LEGO® SERIOUS PLAY® method and materials
Strategyzer社 Business Model Canvasマスタークラス修了
Stanford大学d.School instructorによるデザイン思考ワークショップ修了
KAOSPILOT Creative Leadership module1&2修了
寺島義智
組織開発やミッションやビジョンの創出・SDGsの導入・ビジネスモデル作成・商品開発・健康経営など、企業やコミュニティが抱える問題や課題に対して、ワークショップを活用し解決へのサポートをおこなっています。 また3.11や子供が産まれたのをきっかけに安心安全な社会創りをテーマに社団法人の活動も展開中。


現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。さまざまな価値観や違う目標を持つ組織や人々がいる世界で、私たちはどうやってSDGsのビジョンを実現していくのでしょうか。SDGsゲームをプレイすることや、その後の振り返りやダイアログ(対話)を通じて「持続可能な開発とは何か」を知ることができるのはもちろん、楽しみながら今後のご自身の在り方や、やり方(行動)の気づきが得られます。
“自分事として体感できる”実践型ゲームです。











経営企画や新規事業企画立案には欠かせないフレームワークです。
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それらの本を手掛かりに、解決法や具体的行動などを考えていきます。 普段の会議では出ないアイディアがでやすくなります。




