子どもに「自然に興味を持ってほしい」「外で思いっきり遊ばせたい」と考えている親御さんの間でひそかに話題となっている「ネイチャーゲーム」。最近では環境教育やSDGs授業などでも取り入れられています。大人から子どもまで楽しみながら自然に触れられ、繋がっている世界を体感できる体験型のワークショップです。学校でのワークショップ・企業研修・自治体の市民向け講座・マインドフルネスやウェルビーイングワークショップとしてやリトリート、環境教育ワークショップ、SDGsワークショップなどとしても導入可能です。

ネイチャーゲームとはどういったものなのか詳しく見ていきましょう。

ネイチャーゲームは全身で自然を感じる遊び

「ネイチャーゲーム」はアメリカのナチュラリストであるジョセフ・コーネルが提唱した
自然体験プログラムのことです。

まずは「自然に興味を持つこと」から始まり、
次に「自然と触れあって自分は自然の一部であること意識」します。

そして自然と触れ合って学んだことを「他の人と共有」して、
自分の行動を変化させて「心身ともに豊かな生活」を送ることを目指すものです。

簡単に言うと、全身で自然を感じる遊びを通して自然について学び、
その先にあるみんなが笑顔になれる素敵な世界に近づくのがネイチャーゲームです。

ジョセフ・コーネルが考案したものも含めて、
現在は190種類以上のアクティビティがネイチャーゲームとして公認されています。

自然を学ぶためのネイチャーゲームのフローチャート

ネイチャーゲームのアクティビティは大きく4つの段階に分類されていて、段階を踏んでアクティビティを行うことで効果的に自然について学べるようになっています。

第一段階の「熱意を呼び起こすカワウソ」は、参加者の熱意ややる気、学びへの意欲を呼び起こす遊び要素が強くて動きの多いアクティビティです。

第二段階は「感性をとぎすますカラス」で、視覚や聴覚、嗅覚といった感覚を集中させるアクティビティで感受性・観察力・集中力を高めます。

第三段階は「自然を直接体験するクマ」で、直に自然と触れ合うことで自分と自然が一体であることを感じられるアクティビティです。

第四段階は「インスピレーションをわかちあうイルカ」で、第三段階まで学んだことや感じたことなどを他の人と共有するアクティビティとなります。

ネイチャーゲームのアクティビティは1つ1つ独立した遊びですが、4つの段階を意識してアクティビティを組み合わせることでより効果的に学べます。同じ体験をしても人によって感じ方が違うことが分かるので多様性を学ぶ機会にも
なります。

まとめ

ネイチャーゲームには190種類以上のアクティビティがあり、
4つの段階を意識して組み合わせることで効果的に自然を学べます。

ネイチャーゲーム・ワークショップに参加して、
ネイチャーゲームの楽しさを実感してみてください。

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ネイチャーゲームリーダー 自然体験活動指導者(NEALリーダー) 寺島義智